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需給動向 2 (野菜情報 2017年7月号)


2 野菜の輸入動向(平成29年4月)

野菜需給部


【要約】

 4月の野菜の輸入量は、輸入量の多い生鮮野菜や冷凍野菜が増加したため、全体では8%とかなりの増加となった。

(1)平成29年4月(速報値)

平成29年4月の野菜輸入量は、24万911トン(前年同月比1万8186トン増、8%増)となった。類別に見ると、トマト加工品で大幅に下回ったものの、輸入量全体の73%を占める生鮮野菜および冷凍野菜が前年を上回ったことから、全体の輸入量は同8%増と前年をかなりの程度上回った(図1、表1)。

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(2)生鮮野菜

生鮮野菜の輸入量は、かぼちゃやしょうがが前年と比較してかなり大きく減少したものの、キャベツやにんじんをはじめとした主要な品目が大幅に増加したことから、全体では、18%増と前年を大幅に上回り、10カ月連続の増加となった(図2)。

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主な品目のうち最も増加率が高かったのはキャベツで、6718トン(同6113トン増、1010%増)となった。国別の内訳は、第1位が中国の6111トン、第2位が台湾の188トンであった。前月に引き続き中国の主産地が作柄良好により輸入価格が下落したことや、前月までの国産の作柄不良による価格高の影響もあり、加工・業務用向けに輸入量が増加したとみられる。

キャベツに次いで増加率が高かったのはにんじんで、9231トン(同4311トン増、88%増)となった。国別の内訳は、第1位が中国の7454トン、第2位がベトナムの671トンであった。前月までの、国産の天候不順による大幅な出荷量の減少による価格高の影響もあり、輸入量が増加したとみられる。

次いで増加率が高かったのはねぎで、5196トン(同1643トン増、46%増)となった。全量が中国からの輸入であった。中国産は好天により、キャベツと同様に輸入価格が対前年比で大幅に下落したことや、前年の輸入量が寒波による不作で平年に比べて少なかったことから、大幅に上回る入荷となった。

一方、主な品目のうち最も減少率が高かったのはかぼちゃで、1万4493トン(同5367トン減、27%減)となった。国別の内訳は、第1位がニュージーランドの1万3003トン、第2位がメキシコの1490トンであった。ニュージーランド産が天候不順により、輸入量が前年比34%減と大幅に減少したことから、メキシコ産の輸入量が大幅に増加したものの、減少したとみられる。

次いで減少率が高かったのはしょうがで、1917トン(同287トン減、13%減)となった。国別の内訳は、第1位が中国の1836トン、第2位がタイの82トンであった。主要輸入先の中国の干ばつなどによる天候不順により輸入が減少したとみられる(表2)。

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(3)冷凍野菜等

冷凍野菜の輸入量は、いちご、スイートコーン、ばれいしょなどが前年を大幅に上回るなど、主要な品目が前年を上回ったことから、全体では12%増と前年をかなり大きく上回った(図3)。

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主な品目のうち増加率が高かったのはいちごで2283トン(同707トン増、45%増)となった。国別の内訳は、第1位がチリの779トン、第2位が中国の774トンであった。季節用販促商品の開発などの業務需要が増加したことなどもあり、輸入量が増加したとみられる。

いちごに次いで増加率が高かったのはスイートコーンで、4641トン(同943トン増、26%増)となった。第1位が米国の2884トン、第2位がタイの783トンであった。米国産は前年の輸入量が天候不良により減少したものの、ファストフードなどの国内需要が堅調傾向であったこともあり、一昨年並に輸入量が増加した。

次いで増加率が高かったのはばれいしょで、3万1581トン(同5907トン増、23%増)となった。国別の内訳は、第1位が米国の2万2851トン、第2位がベルギーの2707トンであった。国産は前年の台風による大雨などにより出荷量が減少したことに加え、堅調な業務用需要により、輸入量が増加したとみられる。

一方、主な品目のうち最も減少率が高かったのはさといもで、2263トン(同396トン減、15%減)となった。国別の内訳は、第1位が中国の2253トン、第2位がミャンマーの5トンであった。中国の主産地の天候不順により、輸入量が減少したとみられる。

さといもに次いで減少率が高かったのはえんどうで、1060トン(同176トン減、14%減)となった。国別の内訳は、第1位が中国の337トン、第2位がニュージーランドの314トンであった。在庫調整および中国の主産地が天候不順により輸入価格がかなり大きく上昇したため、輸入量が減少したとみられる(表3)。

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生鮮野菜および冷凍野菜以外の類別において、大きな変動のあった主要な品目の輸入量は、塩蔵等野菜のしょうがで1591トン(同325トン減、17%減)、その他調製野菜のしょうが(その他)で1975トン(同1133トン減、36%減)などであった。

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