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需給動向 2 (野菜情報 2016年7月号)


2 野菜の輸入動向(平成28年4月)

野菜需給部


【要約】

4月の野菜の輸入量は、冷凍野菜は大幅に、生鮮野菜、トマト加工品およびその他調製野菜は、かなり前年を下回ったことから、全体では12%の減少となった。

(1)平成28年4月(速報値)

平成28年4月の野菜輸入量は、22万2590トン(前年同月比万9753トン減、12減)となった。類別で見ると、生鮮野菜および冷凍野菜をはじめとして、塩蔵野菜および乾燥野菜を除くすべての類別で前年を下回ったことから、全体の輸入量は前年に比べ12減とかなり大きく下回った(図1、表1)。





(2)生鮮野菜

生鮮野菜の輸入量は、輸入量の多いたまねぎが、前月に引き続き前年を大幅に下回ったことなどから、全体では5カ月連続で前年を下回った(図2)。



主な品目のうち最も増加率が高かったのはメロンで、4085トン(同1952トン増、64増)となった。国別の内訳は、第1位がメキシコの4076トン、第位が韓国のトンであった。メキシコ産が順調な生育となったことから輸入量が増加したとみられる。

メロンに次いで増加率が高かったのはかぼちゃで、1万9860トン(同2334トン増、13増)となった。国別の内訳は、第位がニュージーランドの万9664トン、第位がメキシコの195トンであった。国産の天候不良による数量不足に加え、メキシコ産の天候不順による収穫減と価格の上昇の影響でニュージーランド産の輸入量が大幅に増加したとみられる。

次いで増加率が高かったのはごぼうで、3730トン(同407トン増、12増)となった。国別の内訳は、第位が中国の3545トン、第位が台湾の184トンであった。在庫調整で輸入量が大幅に増加したとみられる。

一方で主な品目のうち最も減少率が高かったのはにんじん及びかぶで、4920トン(同2780トン減、36減)となった。国別の内訳は、第1位が中国の3623トン、第2位がベトナムの456トンであった。国産が好天により出荷が順調な一方で、中国産の輸入価格が寒波などによる作柄不良により、大幅に上昇したことから、輸入量が減少したとみられる。

にんじん及びかぶに次いで減少率が高かったのは、ねぎで、3552トン(同1695トン減、32減)とカ月連続で前年同月に比べ減少した。全量中国からの輸入であった。国産の順調な生育出荷に加え、中国の前年末月からの寒波などの天候不良の影響で中国産の価格の上昇もあり、大幅に減少したとみられる。(表2)。



(3)冷凍野菜等

冷凍野菜の輸入量は、えんどう、ほうれんそう等が前年をかなりの程度上回った一方で、ばれいしょなどが前年を大幅に下回り、スイートコーンが前年をかなり大きく下回ったことから、前年を大幅に下回った(図3)。



主な品目のうち増加率が高かったのはえんどうで、1236トン(同94トン増、8%増)となった。国別の内訳は、第1位が中国の602トン、第位が米国の405トンであった。中国は天候も良く、平年並みの作柄で、米国とともに在庫調整で輸入量が増加したとみられる。

次いで増加率が高かったのはほうれんそう等で、3975トン(同282トン増、8%増)となった。国別の内訳は、第位が中国の3740トン、第位が台湾の121トンであった。台湾は月の多雨、霜の天候不良の影響で減少したが、中国の越冬物の入荷が開始したため増加したとみられる。

一方で減少率が高かったのは前月に引き続き、ばれいしょ、いちごおよびスイートコーンであった。ばれいしょは万5674トン(同万4088トン減、 35減)となった。国別の内訳は、第位が米国の万8717トン、第位がベルギーの2214トンであった。

米国は前月に引き続き、前年の輸入量が、前年月下旬の米国西海岸港湾関係労使交渉の暫定合意により、滞留荷が輸入されたことから、平年に比べ多かったため、減少したとみられる。いちごは1575トン(同548トン減、26減)となった。国別の内訳は、第位が中国の698トン、第位が米国の338トンであった。前月に引き続き、在庫調整で輸入量が減少したとみられる。

スイートコーンは3698トン(同578トン減、14減)となった。国別の内訳は、第位が米国の2579トン、第位がタイの638トンであった。米国はばれいしょと同じ理由から前年の輸入量が平年に比べ多かったことから減少したとみられる(表3)。



生鮮野菜および冷凍野菜以外の類別において、大きな変動のあった主要な品目の輸入量は、塩蔵等野菜のしょうがで1916トン(同310トン増、19%増)、その他調製野菜のにんじんジュースで2180トン(同297トン減、12%減)、スイートコーンで4676トン(同532トン減、10%減)などであった。








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