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需給動向 2 (野菜情報 2016年4月号)


2 野菜の輸入動向(平成28年1月)

野菜需給部


【要約】

 1月の野菜の輸入量は、生鮮野菜でたまねぎが前年より35%と大幅に減少したことから、生鮮野菜全体が前年より17%と大幅な減少となり、輸入量全体では前年より9%の減少となった。

(1)平成28年1月(速報値)

平成28年1月の野菜輸入量は、18万7155トン(前年同月比1万7859トン減、9%減)となった。生鮮野菜、塩蔵等野菜、トマト加工品およびその他調整野菜が前年を下回る中、特に生鮮野菜が大幅に前年を下回ったことから、全体としては、前年を9%とかなり下回った(図1、表1)。



(2)生鮮野菜

生鮮野菜の輸入量は、輸入量の多いたまねぎが前年を大幅に下回ったことから、前年を下回った(図2)。


主な品目のうち最も増加率が高かったのはメロンで、1462トン(同253トン増、21%増)となった。国別の内訳は、第1位がメキシコの1461トン、第2位が韓国の1トンであった。メキシコ産は台風などの天候不順により生育が遅れていたものの、回復してきたために前月輸入できなかった分も含まれて輸入量が増えたとみられる。

メロンに次いで増加率が高かったのはかぼちゃで、1万2295トン(同2061トン増、20%増)となった。国別の内訳は、第1位がメキシコの9881トン、第2位がニュージーランド(NZ)の2414トンであった。NZ産は生育が順調で、前進傾向で生産量が増加したこともあって輸入量が増加したとみられる。

次いで増加率が高かったのはごぼうで、3721トン(同427トン増、13%増)となった。国別の内訳は第1位が中国の3708トン、第2位が台湾の13トンであった。国産の作柄が天候不順の影響であまり良くなかったために、輸入量が増えたとみられる。

一方で主な品目のうち最も減少率が高かったのはキャベツで、1063トン(同1247トン減、54%減)となった。国別の内訳は、第1位が中国の914トン、第2位が韓国の149トンであった。国産が順調な出荷となっていた中で、中国産が寒波などの影響により輸入量が減少したとみられる。キャベツに次いで減少率が高かったのは、たまねぎで、1万5183トン(同8213トン減、35%減)となった。国別の内訳は、第1位が中国の1万4579トン、第2位が米国の532トンであった。国産の作柄が良かったことおよび中国産、米国産の作柄不良などもあり、輸入価格が上昇していることから、輸入量が減少したとみられる。

次いで減少率の高かったのはジャンボピーマンで、1673トン(同828トン減、33%減)となった。国別の内訳は、第1位がNZの865トン、第2位が韓国の808トンであった。韓国産の寒波などによる生育の遅れおよび旧正月による需要増により輸入量が減少したとみられる(表2)。


(3)冷凍野菜等

冷凍野菜の輸入量は、輸入量の多いばれいしょが前年をやや上回った一方で、多くの品目が前年を下回ったことから、前年並みとなった(図3)。


主な品目のうち増加率が高かったのはえだまめで3899トン(同436トン増、13%増)となり、国別の内訳は、第1位が台湾の1619トン、第2位が中国の1103トンであった。次いで増加率が高かったのはブロッコリーで、3339トン(同215トン増、7%増)となり、国別の内訳は、第1位が中国の1732トン、第2位がエクアドルの1495トンであった。米国産の生鮮ブロッコリーの輸入量が少なかったために、代替品として冷凍ブロッコリーの需要が高まったために輸入量が増加したとみられる。

一方で主な品目のうち減少率が高かったのはいちごで、1674トン(同431トン減、20%減)となった。国別の内訳は、第1位が中国の1174トン、第2位がペルーの317トンであった。12月の輸入量が多かったために、在庫調整で1月は輸入量が減少したとみられる。次いで減少率が高かったのはさといもで、2268トン(同356トン減、14%減)となり、国別の内訳は、第1位が中国の2244トン、第2位がベトナムの23トンであった(表3)。


生鮮野菜および冷凍野菜以外の類別において、主要な品目で大きく変動のあったのは、酢調製野菜のしょうが1538トン(同118トン増、8%増)、その他調製野菜のたけのこで5723トン(同1674トン減、23%減)などであった。







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