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需給動向 2 (野菜情報 2016年1月号)


2 野菜の輸入動向(平成27年10月)

野菜需給部


【要約】

 野菜の輸入量は、生鮮野菜、その他調製野菜などが前年を下回ったものの、冷凍野菜、トマト加工品などが前年をかなり上回ったことから、前年より2%の増加となった。

(1)平成27年10月(速報値)

 平成27年10月の野菜輸入量は、20万4985トン(前年同月比3419トン増、2%増)となった。生鮮野菜、塩蔵等野菜、酢調製野菜およびその他調製野菜が前年を下回ったものの、冷凍野菜、乾燥野菜、トマト加工品およびその他が前年を上回ったことから、野菜輸入量としては、前年より2%上回った(図1、表1)。

(2) 生鮮野菜

 生鮮野菜の輸入量は、輸入量の多いたまねぎを始め、前年を下回る品目が多かったため、わずかに前年を下回った(図2)。

 主な品目のうち最も増加率が高かったのはキャベツで、7386トン(同4144トン増、128%増)となった。国別の内訳は、第1位が中国の7276トン、第2位が韓国の110トンであった。天候不順や雹害により国産の出荷量が減少して高値で推移していたために、輸入量が増えたとみられる。

 キャベツに次いで増加率が高かったのはかぼちゃで、2461トン(同473トン増、24%増)となった。国別の内訳は、第1位がニューカレドニアの2110トン、第2位がトンガの289トンであった。国産の作柄があまり良くなく、また、ニューカレドニア産およびトンガ産の作付面積が増加したこともあり、輸入量が増えたとみられる。

 次いで増加率が高かったのはジャンボピーマンで、3306トン(同622トン増、23%増)となった。国別の内訳は第1位が韓国の2238トン、第2位がオランダの639トンであった。韓国産の作付面積が増加していることから輸入量が増えたとみられる。

 一方で主な品目のうち最も減少率が高かったのはブロッコリーで、1158トン(同1182トン減、51%減)となった。国別の内訳は、第1位が米国の1006トン、第2位が豪州の107トンであった。干ばつなどの天候不順により米国産の輸入価格が上昇していることなどから、輸入量が減少したとみられる。

 ブロッコリーに次いで減少率が高かったのは、にんじん及びかぶで、4738トン(同2342トン減、33%減)となった。国別の内訳は、第1位が中国の4524トン、第2位が豪州の201トンであった。中国産が天候不順による不作および円安による単価高で、輸入量が減少したとみられる。

 次いで減少率の高かったのはメロンで、1236トン(同480トン減、28%減)となった。国別の内訳は、第1位が米国の1152トン、第2位がメキシコの48トンであった。国内の残暑が短かったことから、需要が減少したために、輸入量が減少したとみられる(表2)。

(3) 冷凍野菜等

 冷凍野菜の輸入量は、主要な品目において前年を上回ったため、前年を上回った(図3)。

 主な品目のうち増加率が高かったのはスイートコーンで3799トン(同803トン増、27%増)となり、国別の内訳は、第1位が米国の2185トン、第2位がタイの988トンであった。前月の輸入量が少なかったことから、在庫調整で輸入量が増加したとみられる。

 次いで増加率が高かったのはえだまめで、4937トン(同980トン増、25%増)となり、国別の内訳は、第1位が中国の1611トン、第2位が台湾の1607トンであった。スイートコーンと同様に前月の輸入量が少なかったことから、在庫調整で輸入量が増加したとみられる。

 一方で減少率が高かったのはいちごで、2254トン(同844トン減、27%減)となり、国別の内訳は、第1位が中国の1470トン、第2位がモロッコの246トンであった。

 次いで減少率が高かったのはさといもで3052トン(同126トン減、4%減)となり、全量中国からの輸入であった。中国産の単価は下がってきたものの、前月の輸入量が多かったことから、在庫調整で輸入量が減少したとみられる(表3)。

 生鮮野菜および冷凍野菜以外の類別において、主要な品目で大きく変動のあったのは、トマト加工品のその他のトマト加工品8549トン(同3119トン増、57%増)、その他調製野菜のにんじんジュース2379トン(同1863トン減、44%減)などであった。


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