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需給動向 2 (野菜情報 2015年12月号)


2 野菜の輸入動向(平成27年9月)

野菜需給部


【要約】

 野菜の輸入量は、生鮮野菜、冷凍野菜、酢調製野菜、トマト加工品およびその他調製野菜が前年を下回ったことから、前年より6%の減少となった。

(1)平成27年9月(速報値)

 平成27年9月の野菜輸入量は、18万9405トン(前年同月比1万1145トン減、6%減)となった。乾燥野菜、その他が前年を上回ったものの、生鮮野菜、冷凍野菜、酢調製野菜、トマト加工品およびその他調製野菜が前年を下回ったことから、野菜輸入量としては、前年より6%下回った(図1、表1)。

(2) 生鮮野菜

 生鮮野菜の輸入量は、主要な品目に前年を上回るものが多かったものの、輸入量の多いたまねぎが前年を下回ったため、わずかに前年を下回った(図2)。

 主な品目のうち最も増加率が高かったのはにんにくで、1882トン(同490トン増、35%増)となった。国別の内訳は、第1位が中国の1821トン、第2位がスペインの46トンであった。

 国産の生育が良く前進出荷となったために8月以降出荷量が少なくなり、高値で推移したために輸入量が増えたとみられる。

 にんにくに次いで増加率が高かったのはキャベツで、2905トン(同631トン増、28%増)となった。国別の内訳は、第1位が中国の2791トン、第2位が韓国の114トンであった。天候不順や雹害で国産の出荷量が少なく高値で推移していたために、輸入量が増えたとみられる。

 次いで増加率の高かったのはねぎで、5402トン(同844トン増、19%増)となった。全量中国からの輸入となった。キャベツ同様に天候不順の影響を受けて、国産が少なく高値で推移していたために、輸入量が増えたとみられる。

 一方、主な品目のうち最も減少率の高かった品目はブロッコリーで、1652トン(同586トン減、26%減)となった。国別の内訳は、第1位が米国の1521トン、第2位が豪州の80トンであった。干ばつや熱波などの天候不順による米国産の輸入価格の上昇などにより、輸入量が減少したとみられる。

 次いで減少率の高かったのは、たまねぎで、2万1382トン(同5014トン減、19%減)となった。国別の内訳は、第1位が中国の2万855トン、第2位が米国の515トンであった。北海道産の作柄が良好であるために輸入量が減少したとみられる(表2)。

(3) 冷凍野菜等

 冷凍野菜の輸入量は、輸入量の多いばれいしょをはじめ、主要な品目において前年を下回る品目が多く、前年を下回った(図3)。

 主な品目のうち増加率の高かったのはブロッコリーで、3684トン(同683トン増、23%増)となり、国別の内訳は、第1位がエクアドルの1886トン、第2位が中国の1647トンであった。

 国産が高値で推移していた中で、米国産の生鮮ブロッコリーも価格上昇などで輸入量が少なかったため、冷凍ブロッコリーの輸入量が増加したとみられる。

 次いで増加率の高かった品目はさといもで、2548トン(同305トン増、14%増)となり、全量中国からの輸入となった。前年、中国における干ばつによる作柄不良などの影響で、輸入量が少なかったために相対的に輸入量が増えたとみられる。

 一方で主な品目のうち最も減少率が高かったのはスイートコーンで、3184トン(同1338トン減、30%減)となり、国別の内訳は、第1位が米国の1720トン、第2位がタイの842トンであった。前月の輸入量が多かったため、その在庫調整で輸入量が減少したとみられる。

 次いで減少率が高かった品目はいんげん豆等で、1761トン(同328トン減、16%減)となり、国別の内訳は、第1位が中国の1180トン、第2位がタイの486トンであった。スイートコーン同様に前月の輸入量が多かったため、その在庫調整で輸入量が減少したとみられる(表3)。

 生鮮野菜および冷凍野菜以外の類別において、主要な品目で大きく変動のあった品目は、トマト加工品のピューレ等関割以外が5310トン(同439トン増、9%増)、その他のトマト加工品が6881トン(同4186トン減、38%減)、その他調製野菜のスイートコーンが4410トン(同627トン減、12%減)などであった。


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