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需給動向 2 (野菜情報 2015年11月号)


2 野菜の輸入動向(平成27年8月)

野菜需給部


【要約】

 野菜の輸入量は、冷凍野菜、トマト加工品などが前年を上回ったものの、生鮮野菜、その他調製野菜など前年を下回ったことから、野菜輸入量としては、前年より1%とわずかな減少となった。

(1)平成27年8月(速報値)

 平成27年8月の野菜輸入量は、19万4979トン(前年同月比2903トン減、1%減)となった。冷凍野菜、酢調製野菜、トマト加工品が前年を上回った一方で、生鮮野菜、塩蔵等野菜、乾燥野菜、その他調製野菜、その他が前年を下回ったことから、野菜輸入量としては、前年より1%とわずかに下回った(図1、表1)。

 なお、詳細は、別表1、別表2のとおりである。

(2) 生鮮野菜

 生鮮野菜は、輸入量の多いたまねぎが前年をかなり大きく下回ったことから、全体の輸入量も前年を下回った(図2)。

 増加率が高い主な品目はキャベツで、1870トン(同991トン増、113%増)となった。国別の内訳は、第1位が中国の1814トン、第2位が韓国の56トンであった。雹害の影響を受け、国産が少なくなっていたことが要因であるとみられる。

 キャベツに次いで増加率が高い品目はジャンボピーマンで、3386トン(同434トン増、15%増)となった。国別の内訳は、第1位が韓国の1843トン、第2位がオランダの1544トンであった。国産の高値により、量販店が国産の販売に苦戦し、相対的に価格の安い韓国産の輸入量が増えたとみられる。

 次いで増加率の高かった品目はにんにくで、2024トン(同129トン増、7%増)となった。国別の内訳は、第1位が中国の1971トン、第2位が米国の27トンであった。国産が高値で推移していたことに加え、8月上旬の猛暑によりにんにくの需要が増えたことが要因とみられる。

 一方で減少した主な品目はブロッコリーで、1659トン(同774トン減、32%減)となった。国別の内訳は、第1位が米国の1605トン、第2位が豪州の31トンであった。米国産が春先からの干ばつや熱波により作柄があまり良くないことおよびコスト高による現地価格の上昇や円安の影響により単価高となっていることも要因とみられる。

 ブロッコリーに次いで減少率の高い品目は、メロンで、1350トン(同525トン減、28%減)となった。国別の内訳は、第1位が米国の1330トン、第2位が韓国の21トンであった。米国の産地の切り替えのための端境期であることおよび米国内での需要が高いことが要因とみられる。

 次いで減少率の高い品目は、たまねぎで、2万3045トン(同3117トン減、12%減)となった。国別の内訳は、第1位が中国の2万2300トン、第2位が豪州の469トンであった。北海道産が豊作であることおよび今年はニュージーランド産の切り上がりが早いことが要因とみられる(表2)。

(3) 冷凍野菜等

 冷凍野菜については、前年をわずかに上回る輸入量となった(図3)。

 増加率の高い主な品目はさといもで2492トン(同537トン増、27%増)となり、国別の内訳は、第1位が中国の2491トン、第2位が台湾の1トンであった。国産が高値で推移していたことが要因とみられる。

 さといもに次いで増加率の高い品目はいんげん豆等で、2254トン(同400トン増、22%増)となり、国別の内訳は、第1位が中国の1453トン、第2位がタイの663トンであった。さといも同様に国産が高値で推移していたことが要因とみられる。

 次いで増加率の高い品目はスイートコーンで、3323トン(同326トン増、11%増)となり、国別の内訳は、第1位が米国の2133トン、第2位がタイの633トンであった。前年の米国産が西海岸港湾ストにより少なかったこと、国産が天候不順の影響を受けて少ない状態であったことが要因とみられる。

 一方で減少した主な品目であるばれいしょは、2万4797トン(同407トン減、2%減)となり、前年をわずかに下回った。国別の内訳は、第1位が米国の1万6280トン、第2位がベルギーの3620トンであった(表3)。

 生鮮野菜および冷凍野菜以外の類別において、主要な品目で大きく変動のあった品目はトマト加工品のピューレ等関割以外が8275トン(同2990トン増、57%増)、その他調整野菜のにんじんジュースが2876トン(同1917トン減、40%減)などであった。


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