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需給動向 3 (野菜情報 2013年10月号)


野菜の輸入動向(平成25年7月)

~生鮮野菜の輸入量は、多かった昨年の反動により11カ月連続で前年同月を下回る~

野菜需給部


■ 平成25年7月(速報値)の動向

 平成25年7月の野菜輸入量は、前年同月比95パーセントの23万2105トンとなった。類別に見ると、「生鮮野菜」は同81パーセントの6万2770トン、「冷凍野菜」は同103パーセントの8万9909トン、「塩蔵等野菜」は同110パーセントの7,811トン、「乾燥野菜」は同117パーセントの3,674トン、「酢調製野菜」は同116パーセントの3,804トン、「トマト加工品」は同93パーセントの2万4261トン、「その他調製野菜」は同101パーセントの3万8366トン、「その他」は同99パーセントの1,510トンであった。冷凍野菜、塩蔵等野菜、乾燥野菜、酢調整野菜およびその他調整野菜は前年を上回ったものの、生鮮野菜が前年を大幅に下回り、トマト加工品がかなり下回ったことから、輸入量全体では8カ月連続で前年を下回った(過去からの推移は、図1~4を参照)。

■ 生鮮野菜の動向

 輸入量が増加した主な品目は、トマトが前年同月比143パーセントの998トン、結球キャベツが同132パーセントの1,792トン、ねぎが同127パーセントの5,219トン、ブロッコリーが同115パーセントの4,013トン、メロンが同108パーセントの2,419トン、にんにくが同105パーセントの1,939トン等となった。
 結球キャベツは、主産地の群馬県産が5月の少雨および低温のため、生育停滞から小玉傾向となり、少なめの入荷量となったことに加え、昨年は国産が潤沢な供給となり輸入量が少なかった反動から、前年を上回った。輸入量の内訳は、全量中国で、1,792トンであった。
 ねぎは、主産地の茨城県産が、少雨の影響で細め傾向で、正品率が低下したことから、少なめの入荷量となったことに加え、薬味需要もあったことから、前年を上回る輸入量となった。輸入量の内訳は、全量中国で、5,219トンであった。
 一方、輸入量が減少した主な品目は、にんじん及びかぶが前年同月比67パーセントの7,403トン、たまねぎが同68パーセントの22,633トン、ごぼうが同77パーセントの3,751トン、セルリーが同90パーセントの898トン、ジャンボピーマンが同92パーセントの3,599トン、しょうがが同95パーセントの1,498トン、ばれいしょが同97パーセントの3,526トンで等となった。
 たまねぎは、前年の輸入量が多かった反動から前年同月を3割下回る輸入量となったが、高値が続いていた輸入単価は1キログラム当たり39円と1年ぶりに30円台となった。輸入量の内訳は、第1位は中国の2万1260トン、第2位はニュージーランドの651トン、第3位はオーストラリアの554トンであった。
 生鮮野菜全体の輸入量は、11カ月連続で前年を下回った。

■ 冷凍野菜等の動向

 輸入量が増加した主な品目は、いちごが前年同月比144パーセントの2,630トン、ほうれんそう等が同136パーセントの3,115トン、さといもが同116パーセントの3,199トン、ばれいしょが同105パーセントの3万4092トン、えだまめが同101パーセントの9,522トン等であった。一方、輸入量が減少した主な品目は、えんどうが同79パーセントの1,122トン、スイートコーンが同81パーセントの3,969トン、ブロッコリーが同83パーセントの2,914トン、いんげん豆等が同88パーセントの2,219トン等となった。冷凍野菜全体の輸入量は、輸入量の4割を占めるばれいしょが、5カ月ぶりに前年同月を上回ったことも影響し、同103パーセントとなった。
 その他の類別で増加した主な品目は、塩蔵等野菜のしょうがが同158パーセントの1,756トン、乾燥野菜のたまねぎが同109パーセントの594トン、酢調製野菜のしょうがが同121パーセントの1,754トン、トマト加工品のピューレ等関税割当以外が同102パーセントの9,314トン、その他調製野菜のにんじんジュースが同134パーセントの5,233トン、その他のかんしょ(冷凍)が同129パーセントの758トン等となった。

※野菜の輸入動向の詳細をご覧になりたい方は、
ベジ探の野菜の公表資料から輸出入数量や金額をご覧ください。
URL:http://vegetan.alic.go.jp/
ベジ探トップページ>野菜の公表資料>輸出入数量、金額

■ 輸入動向


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