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需給動向 3 (野菜情報 2013年2月号)


野菜の輸入動向(平成24年11月)

~生鮮野菜は、2ヵ月連続で前年を下回るも、冷凍野菜および  
  トマト加工品の増加により、野菜全体では前年より5%の増加~

野菜需給部


■ 平成24年11月(速報値)の動向

 平成24年11月の野菜輸入量は、前年同月比105%の237,332トンとなった。類別にみると、「生鮮野菜」は同92%の63,378トン、「冷凍野菜」は同108%の86,807トン、「塩蔵等野菜」は同98%の10,696トン、「乾燥野菜」は同99%の4,160トン、「酢調製野菜」は同111%の3,775トン、「トマト加工品」は同161%の25,680トン、「その他調製野菜」は同100%の40,151トン、「その他」は同159%の2,687トンであった。生鮮野菜、塩蔵等野菜および乾燥野菜が前年を下回ったものの、冷凍野菜、酢調整野菜、トマト加工品およびその他は前年を大きく上回ったことから、全体の野菜輸入量は過去5年の同月比で最大となった(過去からの推移は、図1、2、3を参照)。

■ 生鮮野菜の動向

 輸入量が増加した主な品目は、トマトが前年同月比233%の852トン、ジャンボピーマンが同151%の3,535トン、ねぎが同131%の4,511トン、ブロッコリーが同122%の2,505トン、にんじん及びかぶが同121%の4,959トン、にんにくが同119%の1,424トン、しょうがが同110%の1,190トン、アスパラガスが同107%の1,433トン、かぼちゃが同106%の7,334トン、ごぼうが同105%の4,137トンなどであった。
 ジャンボピーマンは、韓国産が前進出荷したことから豊富な出回りとなり、輸入量が前年を上回った。輸入量の内訳は、第1位は韓国の2,667トン、第2位はニュージーランドの676トン、第3位はオランダの192トンであった。
 ねぎは、平成23年が国産の供給が潤沢で輸入量が少なかったことに加え、平成24年は主産地である東北産が平年より少なめの入荷量となったことから、輸入量が前年を大きく上回った。輸入量の内訳は、第1位は中国の4,503トン、第2位はベトナムの8トンであった。
 にんじん及びかぶは、平成23年の輸入量が少なかったことに加え、主産地である千葉県産がは種遅れによる生育遅れなどの影響により、少なめの入荷量となったことから、輸入量が前年を上回った。輸入量の内訳は、第1位は中国の4,738トン、第2位はオーストラリアの205トン、第3位はアメリカの15トンであった。
 なお、輸入量が減少した主な品目では、たまねぎが同71%の24,359トン、メロンが同75%の1,862トン、さといもが同88%の921トンなどであった。

■ 冷凍野菜等の動向

 輸入量が増加した品目は、ほうれんそう等が前年同月比154%の2,852トン、いちごが同140%の3,369トン、ばれいしょが同115%の36,678トン、さといもが同107%の4,020トン、ブロッコリーが同103%の3,150トンであった。一方、輸入量が減少した品目は、えだまめが同92%の4,446トン、スイートコーンが同98%の3,732トンであった。冷凍野菜の4割を占めるばれいしょが前月に引き続き大幅に増加したことから、冷凍野菜全体の輸入量は前月に引き続き高い水準となった。
 その他の類別では、塩蔵等野菜のきゅうり及びガーキンが同106%の2,834トン、乾燥野菜のだいこんが同155%の333トン、酢調整野菜のしょうがが同112%の1,873トン、トマト加工品のピューレ等関税割当以外が同175%の10,915トン、その他調整野菜のにんじんジュースが同119%の4,096トンと増加している。

※野菜の輸入動向の詳細をご覧になりたい方は
ベジ探の野菜の公表資料から輸出入数量や金額をご覧ください。
URL:http://vegetan.alic.go.jp/
ベジ探トップページ>野菜の公表資料>輸出入数量、金額

■ 輸入動向


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