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需給動向 3 (野菜情報 2012年12月号)


野菜の輸入動向(平成24年9月)

~国産野菜の潤沢な入荷を反映し、生鮮野菜の輸入量は6ヵ月ぶりに、
            野菜全体の輸入量は8ヵ月ぶりに前年同月を下回る~

野菜需給部


■ 平成24年9月(速報値)の動向

 平成24年9月の野菜輸入量は、前年同月比99%の193,131トンとなった。類別にみると、「生鮮野菜」は同96%の55,079トン、「冷凍野菜」は同97%の72,235トン、「塩蔵等野菜」は同118%の7,329トン、「乾燥野菜」は同99%の2,762トン、「酢調製野菜」は同89%の2,948トン、「トマト加工品」は同109%の16,062トン、「その他調製野菜」は同101%の35,330トン、「その他」は同102%の1,385トンであった。塩蔵等野菜、トマト加工品、その他調整野菜およびその他は前年を上回ったものの、生鮮野菜、冷凍野菜、乾燥野菜および酢調整野菜が前年を下回ったことから、全体の野菜輸入量は、8ヵ月ぶりに前年をわずかに下回った。生鮮野菜は6ヵ月ぶりに前年を下回った(過去からの推移は、図1、2、3を参照)。

■ 生鮮野菜の動向

 輸入量が増加した主な品目は、トマトが前年同月比164%の469トン、ジャンボピーマンが同130%の2,835トン、セルリーが同127%の697トン、しょうがが同106%の1,446トン、たまねぎが同102%の23,312トン、ごぼうが同102%の3,780トンなどであった。
 ジャンボピーマンは、量販店などの需要が定着していることから、前年を上回った。輸入量の内訳は、第1位はオランダの2,087トン、第2位は韓国の737トン、第3位はニュージーランドの10トンであった。
 しょうがは、国産と比較して割安かつ安定的な価格であることから、加工業務用を始めとして幅広く需要が定着しており、前年を上回った。輸入量の内訳は、全量中国で1,446トンであった。
 たまねぎは、5月から8月まで前年を大幅に上回る輸入量となっていたが、産地が切り替わり、主産地である北海道産の作柄が良く、入荷量が徐々に増えていることから、前年並みの輸入量に落ち着いてきた。輸入量の内訳は、第1位は中国の21,624トン、第2位はアメリカの1,626トン、第3位はオーストラリアの62トンであった。
 なお、輸入量が減少した主な品目は、結球キャベツが同68%の539トン、結球レタスが同83%の701トン、ブロッコリーが同83%の3,889トン、にんにくが同83%の1,441トン、にんじん及びかぶが同85%の5,373トン、ねぎが同88%の3,819トンなどであった。国産野菜の潤沢な入荷を反映し、多くの品目で前年を下回った。

■ 冷凍野菜等の動向

 冷凍野菜で輸入量が増加した品目は、スイートコーンが前年同月比108%の4,302トンであった。一方、冷凍野菜で輸入量が減少した品目は、いちごが同82%の2,457トン、さといもが同85%の2,743トン、えだまめが同86%の5,042トン、えんどうが同87%の1,041トン、いんげん豆等が同92%の1,824トン、ブロッコリーが同96%の2,309トン、ほうれんそう等が同97%の2,350トンであった。冷凍野菜全体の輸入量は同97%と3ヵ月ぶりに前年を下回った。
 その他の類別では、塩蔵等野菜のしょうがが同194%の1,396トン、乾燥野菜のだいこんが同104%の212トン、トマト加工品のトマトジュースが同397%の294トン、その他調整野菜のにんじんジュースが同108%の4,377トンと増加している。

※野菜の輸入動向の詳細をご覧になりたい方は
ベジ探の野菜の公表資料から輸出入数量や金額をご覧ください。
URL:http://vegetan.alic.go.jp/
ベジ探トップページ>野菜の公表資料>輸出入数量、金額

■ 輸入動向


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