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需給動向 3 (野菜情報 2012年10月号)


野菜の輸入動向(平成24年7月)

~生鮮野菜は、前年同月比137%と増加
       たまねぎ、にんじんなどが前年を大幅に上回る~

野菜需給部


■ 平成24年7月(速報値)の動向

 平成24年7月の野菜輸入量は、前年同月比123%の243,814トンとなった。類別にみると、「生鮮野菜」は同137%の77,945トン、「冷凍野菜」は同121%の86,903トン、「塩蔵等野菜」は同99%の7,116トン、「乾燥野菜」は同94%の3,145トン、「酢調製野菜」は同125%の3,282トン、「トマト加工品」は同125%の26,088トン、「その他調製野菜」は同112%の37,807トン、「その他」は同95%の1,528トンであった。塩蔵等野菜、乾燥野菜およびその他を除く類別で前年同月比を上回り、全体の野菜輸入量は、前年同月比で7ヵ月連続の増加と高い水準で推移している(過去からの推移は、図1、2、3を参照)。

■ 生鮮野菜の動向

 輸入量が増加した主な品目は、かぼちゃが前年同月比389%の1,471トン、トマトが同274%の698トン、にんじん及びかぶが同181%の11,021トン、セルリーが同171%の993トン、たまねぎが同164%の33,135トン、ジャンボピーマンが同134%の3,901トン、しょうがが同113%の1,578トン、メロンが同111%の2,244トン、ごぼうが同106%の4,888トンなどであった。
 にんじん及びかぶは、にんじんの主産地である北海道産、青森県産などが春先の低温による生育遅れ等の影響により少なめの入荷量となったことから、前年を大きく上回った。輸入量の内訳は、第1位は中国の10,003トン、第2位はオーストラリアの577トン、第3位はニュージーランドの424トンであった。
 たまねぎは、主産地である佐賀県産などが定植時の降雨等の影響で小玉傾向となり、少なめの入荷量となったことから、前年を大幅に上回った。輸入量の内訳は、第1位は中国の26,449トン、第2位はニュージーランドの3,976トン、第3位はオーストラリアの1,550トンであった。
 ジャンボピーマンは、小売店での需要の増加と輸入単価の低下により、前年を上回った。輸入量の内訳は、第1位は韓国の3,262トン、第2位はオランダの639トンであった。
 なお、輸入量が減少した主な品目では、結球キャベツが同73%の1,361トン、にんにくが同93%の1,843トン、ねぎが同95%の4,118トン、ばれいしょが同95%の3,618トン、ブロッコリーが同96%の3,480トンなどであった。

■ 冷凍野菜等の動向

 冷凍野菜で輸入量が増加した品目は、ブロッコリーが前年同月比178%の3,522トン、えんどうが同130%の1,427トン、ばれいしょが同119%の32,404トン、えだまめが同118%の9,424トン、スイートコーンが同117%の4,875トン、さといもが同113%の2,748トン、いんげん豆等が同105%の2,535トンであった。一方、冷凍野菜で輸入量が減少した品目は、いちごが同91%の1,832トン、ほうれんそう等が同95%の2,286トンなどであった。冷凍野菜全体の輸入量は、全体の輸入量の約4割を占めるばれいしょが増加していることもあり、同121%と前年を大きく上回った。
 その他の類別では、塩蔵等野菜のしょうがが同110%の1,111トン、乾燥野菜のだいこんが同112%の257トン、酢調整野菜のしょうがが同125%の1,444トン、トマト加工品のトマトピューレ等関税割当以外が同140%の9,129トン、その他調整野菜のスイートコーンが同153%の6,322トンと増加している。

※野菜の輸入動向の詳細をご覧になりたい方は
ベジ探の野菜の公表資料から輸出入数量、金額をご覧ください。
URL:http://vegetan.alic.go.jp/
ベジ探トップページ>野菜の公表資料>輸出入数量、金額

■ 輸入動向


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