[本文へジャンプ]

文字サイズ
  • 標準

  • 大きく

お問い合わせ

需給動向 3 (野菜情報 2012年7月号)


野菜の輸入動向(平成24年4月)

~今冬の低温などの影響と低価格指向を反映し、  
   全体の野菜輸入量は、4ヵ月連続して前年を上回る~

野菜需給部


■ 平成24年4月(速報値)の動向

 平成24年4月の野菜輸入量は、前年同月比104%の257,836トンとなった。類別に見ると、「生鮮野菜」は同104%の98,458トン、「冷凍野菜」は同105%の79,209トン、「塩蔵等野菜」は同117%の10,857トン、「乾燥野菜」は同93%の4,102トン、「酢調製野菜」は同102%の3,389トン、「トマト加工品」は同102%の20,702トン、「その他調製野菜」は同105%の39,700トン、「その他」は同77%の1,420トンであった。乾燥野菜およびその他を除く全ての類別で前年同月を上回り、全体の野菜輸入量は、過去5年の同月比で最大となった(過去からの推移は、図1、2、3を参照)。

■ 生鮮野菜の動向

 輸入量が増加した主な品目は、だいこんを含むその他根菜類が前年同月比990%の3,299トン、結球レタスが同215%の1,051トン、セルリーが同182%の1,047トン、ブロッコリーが同160%の4,975トン、アスパラガスが同150%の1,603トン、結球キャベツが同145%の6,282トン、ごぼうが同130%の4,652トン、ジャンボピーマンが同129%の2,551トン、にんにくが同125%の1,765トン、ばれいしょが同123%の2,089トン、しょうがが同112%の2,344トン、ねぎが同105%の4,324トンなどであった。
 ブロッコリーは、主産地である愛知県産、埼玉県産などが低温の影響で生育が遅れたことから、前年を大きく上回った。輸入量の内訳は、ブロッコリーの第1位はアメリカの4,889トン、第2位は中国の85トンであった。
 キャベツは、神奈川県産が冬場の低温の影響による生育遅れなどにより、少なめの入荷量となったことから、前年を大幅に上回った。輸入量の内訳は、第1位は中国の5,042トン、第2位は韓国の721トン、第3位は台湾の519トンであった。キャベツは、今年の1月から4ヵ月連続で前年を上回った。
 ごぼうは、中食や外食の需要増加の影響を受け、前年を大きく上回った。輸入量の内訳は、第1位は中国の4,097トン、第2位は台湾の553トンで、特に中国は同220%となり大きく増加している。
 なお、輸入量が減少した主な品目では、かぼちゃが同72%の14,150トン、メロンが同74%の3,239トン、たまねぎが同98%の31,118トンなどであった。

■ 冷凍野菜等の動向

 冷凍野菜で輸入量が増加した品目は、いちごが前年同月比113%の1,907トン、ばれいしょが同110%の29,753トン、ほうれんそう等が同107%の2,958トン、その他の冷凍野菜が同107%の19,790トン、ブロッコリーが同106%の3,219トン、さといもが同103%の3,221トン、ごぼうが同103%の729トンであった。一方、冷凍野菜で輸入量が減少した品目は、えんどうが同85%の1,226トン、いんげん豆等が同88%の2,082トン、スイートコーンが同98%の4,178トンなどであった。冷凍野菜全体の輸入量は、同105%となり、高い水準を維持している。
 その他の類別では、塩蔵等野菜のしょうがが同252%の2,013トン、乾燥野菜のたけのこが同133%の191トン、酢調整野菜のしょうがが同107%の1,710トン、トマト加工品のトマトジュースが同343%の236トン、その他調整野菜のにんじんジュースが同142%の3,437トンと増加している。

※野菜の輸入動向の詳細をご覧になりたい方は
ベジ探の野菜の公表資料から輸出入数量、金額をご覧ください。
URL:http://vegetan.alic.go.jp/
ベジ探トップページ>野菜の公表資料>輸出入数量、金額

■ 輸入動向


元のページへ戻る


このページのトップへ