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需給動向 1


東京都・大阪市中央卸売市場の需給動向(2011年3月)

~東日本大震災による需要減退などの影響を受け、下旬の価格は大きく平年を下回る~

野菜需給部 調査情報部


(1) 3月の気象概況

 3月の気象は、シベリア高気圧の勢力が強かったため、冬型の気圧配置になる日が多かった。このため北・東日本日本海側では曇りや雪、または雨の日が多った一方、東日本太平洋側や西日本では晴れの日が多かった。
 また、日本付近で低気圧が発達せず、前線の活動が弱かったため、太平洋側では降水量がかなり少なくなり、特に北日本太平洋側では3月としては1946年以降最も少なかった。
 気温は、上旬は東・西日本で低く、北日本は平年並みとなった。中旬は北日本で高く、東・西日本では平年並みとなった。下旬は全国的に低く、東・西日本で特に低かった。
 降水量は、上旬は北日本日本海側で多かった一方、北日本太平洋側で少なく、そのほかは平年並みとなった。中旬は、平年並みだった日本海側を除き、ほぼ全国的に少なかった。下旬は全国的に少なく、北日本日本海側で特に少なかった。
 日照時間は、上旬は北日本日本海で少なかった一方、東日本太平洋側と西日本では平年並みだった。中旬はほぼ全国的に平年並みとなり、下旬になるとほぼ全国的に多く、西日本で特に多かった。

(2)東京都中央卸売市場

 3月の東京都中央卸売市場における野菜の入荷量および価格の動向は、入荷量が12万
9千トン、前年同月比98.6%、価格はキログラム当たり219円、同90.6%であった。
 入荷量は、上旬はトマト、ピーマンなどで前年を上回り、1月の低温や少雨の影響を受け、にんじん、ほうれんそうなどで前年を下回った。中旬は、引き続ききゅうり、ピーマンなどで前年を上回り、ねぎ、にんじんなどで前年を下回った。下旬は出荷制限指示が出されたほうれんそうなどで前年を下回ったものの、全般的には前年を上回る入荷となった。
 価格は、にんじん、ばれいしょ、はくさい、さといもは、月を通して前年を上回ったが、下旬は東日本大震災の影響により、ほうれんそうなどの出荷制限、計画停電などによる量販店等の営業時間短縮、販促活動の自粛などにより野菜全般において需要減退がみられ、全体的に前年を大きく下回った。

 品目別には次のとおり。

東京都中央卸売市場の動向(3月速報)

注:平年比は過去5カ年平均との比較
資料:東京青果物情報センター「青果物流通年報・月報・旬報」

指定野菜の卸売価格の推移(東京都中央卸売市場)

※クリックすると拡大します。

(単位:円/kg)

注  :

平年とは、過去5カ年(18~22年)の旬別価格の平均値である。

資料:

東京青果物情報センター「東京都中央卸売市場における青果物の産地別入荷数量及び価格」

【4月上旬の動向】
 価格は、にんじん、ばれいしょ、たまねぎなどの品目で平年を上回ったものの、全般的に平年を下回り、依然として低迷している。

(3)大阪市中央卸売市場

 3月の大阪市中央卸売市場における野菜の入荷量および価格の動向は、入荷量が3万6千トン、前年同月比100.7%、価格はキログラム当たり223円、同98.2%であった。
 入荷量は、上旬は果菜類を中心に前年を大きく上回り、中旬は多くの品目で前年を下回ったものの、下旬はにんじん、さといもを除く多くの品目で前年を上回った。
 価格は、きゅうり、トマト、ピーマンは入荷量の増加に伴い、月を通じて前年を下回った一方で、土物類は月を通じて前年を上回った。

 品目別には次のとおり。

大阪市中央卸売市場の動向(2月速報)

注: 平年比は過去5カ年平均との比較
資料: 農林水産省青果物卸売市場調査

指定野菜の卸売価格の推移(大阪市中央卸売市場

※クリックすると拡大します。

(単位:円/kg)

注  :

平年とは、過去5カ年(18~22年)の旬別価格の平均値である。

資料:

農林水産省青果物卸売市場調査


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