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需給動向 1


東京都・大阪市中央卸売市場の需給動向

~今夏の猛暑、少雨の影響により、後続産地も生育が遅れ
    価格は前年比138.6%(東京)と前年を上回って推移~

野菜需給部 調査情報部


(1) 10月の気象概況

 10月の気象は、上、中旬はほぼ全国的に数日の周期で天候は変わった。下旬は、前半は北日本で高気圧に覆われ晴天となった。それ以外の地域では、本州南岸の前線の影響により曇雨天となる日が多かった。後半は冬型の気圧配置となり、一時的に全国的に気温が平年を下回った。また、月末には、台風14号の影響により東日本の太平洋側を中心に大雨となった。
 気温は、上、中旬はほぼ全国的に平年より高く、下旬は西日本で平年より高かったものの、全国的に平年並みであった。
 降水量は、上旬は北・西日本太平洋側を中心に多かった。中旬は、一部地域を除き、東日本太平洋側を中心にほぼ全国的に少なかった。下旬は東日本、西日本を中心に多く、北日本日本海側では少なかった。
 日照時間は、上旬は東日本で多く、北日本太平洋側などで少なかった。中旬は、北日本太平洋側などで少なく、東日本日本海側で多かった。下旬は、一部地域を除き、ほぼ全国的に少なかった。

(2) 東京都中央卸売市場

 10月の東京都中央卸売市場における野菜の入荷量および価格の動向は、入荷量が13万トン、前年同月比88.8%、価格はキログラム当たり245円、同138.6%であった。
 入荷量は、上旬は、はくさいを除き、レタス、だいこんなどの根菜類、ほうれんそうなどの葉茎菜類、ピーマンなどの果菜類と、多くの品目で前年を下回ったのに対し、中旬は、ほうれんそう、なす、きゅうりなどの品目を中心に前年を上回った。下旬は、ほうれんそう、なすを除き、多くの品目で前年を下回った。
 そうした入荷状況を反映して、価格は、上旬は全ての品目で前年を上回り、特にレタス類は大幅に上回った。中旬は、上旬に比べ価格は下落したものの、ほうれんそう、きゅうり、なすを除き、前年を上回った。下旬は、なすを除き多くの品目で前年を上回った。
 品目別には次のとおり。

東京都中央卸売市場の動向(10月速報)

注:平年比は過去5カ年平均との比較
資料:東京青果物情報センター「青果物流通年報・月報・旬報」

指定野菜の卸売価格の推移(東京都中央卸売市場)

※クリックすると拡大します。

(単位:円/kg)

注  :

平年とは、過去5カ年(17~21年)の旬別価格の平均値である。

資料:

東京青果物情報センター「東京都中央卸売市場における青果物の産地別入荷数量及び価格」

【11月上旬の動向】
 価格は、きゅうり、キャベツ、ねぎ等を中心に、後続産地の遅れから入荷量が少なく、前旬よりも高めで推移した。

(3)大阪市中央卸売市場

 10月の大阪市中央卸売市場における野菜の入荷量および価格の動向は、入荷量が3万6千トン、前年同月比87.3%、価格はキログラム当たり237円、同133.1%であった。
 入荷量は、上旬はさといも、はくさい、ばれいしょ以外のすべての品目において前年を大幅に下回り、中旬は多くの品目で入荷量は増えたものの、下旬はほうれんそう、なす、ピーマン以外のすべての品目において前年を下回った。
 価格は、上旬はすべての品目において前年を上回り、中・下旬はほうれんそう、なすなどにおいて前年を下回った。
 品目別には次のとおり。

(執筆者:東果大阪株式会社 柳原孝司)

大阪市中央卸売市場の動向(10月速報)

注: 平年比は過去5カ年平均との比較
資料: 農林水産省青果物卸売市場調査

指定野菜の卸売価格の推移(大阪市中央卸売市場

※クリックすると拡大します。

(単位:円/kg)

注  :

平年とは、過去5カ年(17~21年)の旬別価格の平均値である。

資料:

農林水産省青果物卸売市場調査


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