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需給動向 3


野菜の輸入動向(2010年7月)
~野菜全体の輸入量は7カ月続けて前年同月を上回る
 7月は同107%の197千トン~

野菜需給部 調査情報部


■ 2010年7月(速報値)の動向

 2010年7月の野菜輸入量は、前年同月比107%の197,865トンとなった。類別に見ると、「生鮮野菜」は、同115%の48,591トン、「冷凍野菜」は、同108%の75,793トン、「塩蔵等野菜」は、同89%の6,697トン、「乾燥野菜」は、同94%の3,739トン、「酢調製野菜」は、同101%の2,990トン、「トマト加工品」は、同103%の23,782トン、「その他調製野菜」は、同109%の35,474トン、「その他」は、同32%の798トンであり、生鮮野菜、冷凍野菜、酢調整野菜、トマト加工品、その他調整野菜などの類別で前年同月比を上回り、塩蔵等野菜、乾燥野菜、その他で前年同月を下回った(過去からの推移は、図1、2、3を参照してください)。

■ 生鮮野菜の動向

 輸入量が増加した主な品目は、かぼちゃが前年同月比434%の173トン、結球キャベツが同219%の485トン、さといもが同185%の205トン、にんじん及びかぶが同178%の7,326トン、ねぎが同140%の4,290トン、たまねぎが同115%の19,840トンなどであった。  
 にんじん及びかぶでは、にんじんの主産地である北海道や青森県が天候不順や多雨の影響により入荷量が伸びず、価格が前年を上回ったことなどから、前年同月を上回った。にんじん及びかぶの輸入量の内訳を国別に見ると、第1位が中国で6,783トン、第2位がニュージーランドで426トン、第3位が豪州で111トンであった。
 たまねぎでは、府県産が天候不順の影響から小玉傾向となり、入荷量が伸びなかった。たまねぎの輸入量は13カ月連続して前年同月を上回って推移している。輸入量の内訳を国別に見ると、第1位が中国で192,886トン、第2位がニュージーランドで478トン、第3位が豪州で28トンであった。
 一方、輸入量が減少した主な品目は、メロンが前年同月比63%の1,143トン、しょうがが同76%の1,247トン、ごぼうが同87%の3,481トンなどで、前年同月を下回った。

■ 冷凍野菜等の動向

 輸入量が増加した主な品目は、ほうれんそう等が同144%の2,290トン、いんげん豆等が同135%の2,632トン、えんどうが同124%の1,540トン、ばれいしょが同108%の28,257トンなどであった。一方、輸入量が減少した主な品目は、さといもが同77%の2,291トン、ごぼうが同92%の544トン、えだまめが同96%の8,529トンなどであった。
 そのほかの類別では、「塩蔵等野菜」は前年同月比89%の6,697トンと前年を下回った。らっきょうが同156%の84トン、しょうがが同115%の1,352トンなどの品目で前年同月比を上回る一方、ごぼうが同46%の66トン、こなすが同74%の86トン、きゅうり及びガーキンが同88%の1,652トンと前年を下回った。


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