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需給動向


野菜の輸入動向(2010年4月)
~4月の輸入量は、たまねぎを中心に引き続き前年を上回る~

野菜需給部 調査情報部


2010年4月(速報値)の動向

 2010年4月の野菜輸入量は、前年同月比109%の230,405トンとなった。類別に見ると、「生鮮野菜」は、同119%の80,624トン、「冷凍野菜」は、同109%の76,895トン、「塩蔵等野菜」は、同98%の11,853トン、「乾燥野菜」は、同95%の4,595トン、「酢調製野菜」は、同121%の3,562トン、「トマト加工品」は、同90%の14,652トン、「その他調製野菜」は、同113%の37,604トン、「その他」は、同20%の621トンであった。生鮮野菜、冷凍野菜、酢調整野菜、その他調整野菜で前年同月を上回り、塩蔵等野菜、乾燥野菜、トマト加工品、その他では前年同月を下回った(過去からの推移は図1、2、3を参照してください)。

生鮮野菜の動向

 「生鮮野菜」は前年同月を上回る80,624トンであった。
 輸入量が増加した主な品目は、結球レタスが前年同月比750%の778トン、えんどうが同368%の190トン、たまねぎが同172%の26,482トン、ねぎが同170%の4,171トン、アスパラガスが同137%の1,469トン、結球キャベツが同127%の2,895トンなどであった。
 結球レタスについては、低温や曇雨天の影響から、茨城県などの国内主産地の入荷量が伸びず、価格が高値で推移したことから前年同月を上回った。結球レタスの輸入量の内訳を国別に見ると、第1位が米国で562トン、第2位が台湾で216トンであった。
 たまねぎについては、天候不順の影響などにより入荷量が伸びず、価格が引き続き堅調に推移したことから、輸入量は2009年7月から10カ月連続して前年同月を上回った。
 ねぎについては、曇雨天や低温の影響により入荷量が伸びず、2010年1月から4カ月連続して前年同月を上回った。
 一方、輸入量が減少した主な品目は、ながいも等が前年同月比37%の36トン、ごぼうが同76%の2,783トン、ジャンボピーマンが同89%の1,851トンなどで前年同月を下回った。

冷凍野菜等の動向

 「冷凍野菜」は、前年同月を上回る76,895トンであった。輸入量が増加した主な品目は、ながいも等が前年同月比598%の177トン、えだまめが同128%の7,537トン、ブロッコリーが同121%の2,846トンなどであった。
 一方、輸入量が減少した主な品目は、ほうれんそう等が前年同月比83%の1,486トン、えんどうが同88%の1,070トンなどであった。
 そのほかの類別では、「塩蔵等野菜」が前年同月比98%の11,853トンであり、わらびは同168%の349トン、ごぼうは同134%の112トン、らっきょうは同35%の183トンであった。



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