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需給動向


野菜の輸入動向(2010年3月)
~3月の野菜輸入量は生鮮野菜などの類別で前年を上回る~

野菜需給部 調査情報部


2010年3月(速報値)の動向

 2010年3月の野菜輸入量は、前年同月比108%の211,611トンとなった。類別に見ると、「生鮮野菜」は、同127%の85,799トン、「冷凍野菜」は、同105%の63,668トン、「塩蔵等野菜」は、同85%の9,597トン、「乾燥野菜」は、同69%の3,004トン、「酢調製野菜」は、同103%の2,650トン、「トマト加工品」は、同83%の14,018トン、「その他調製野菜」は、同97%の30,931トン、「その他」は、同301%の1,945トンであった。生鮮野菜、冷凍野菜、酢調整野菜、その他で前年同月を上回り、塩蔵等野菜、乾燥野菜、トマト加工品、その他調整野菜では前年同月を下回った(過去からの推移は図1、2、3を参照して下さい)。

生鮮野菜の動向

 「生鮮野菜」は、前年同月を上回る85,799トンであった。
 輸入量が増加した主な品目は、昨年残留農薬が確認されたことにより大幅に減少したセルリーが前年同月比1,117%の306トン、トマトが同402%の582トン、たまねぎが同242%の32,704トン、ねぎが同203%の4,182トン、しいたけが同168%の638トン、さといもが同120%の1,284トンなどであった。
 たまねぎについては、北海道産の残量が少なく、府県産は天候不順の影響から小玉傾向となり価格が堅調に推移したことから前年同月を上回った。たまねぎの輸入量の内訳を国別に見ると、第1位が中国で16,558トン、第2位がニュージーランドで7,031トン、第3位が米国で5,484トンであった。
 また、ねぎについては、国産ものが曇雨天や低温の影響により作柄が不良となったことから、2010年1月から3カ月連続して前年同月を上回った。ねぎの輸入は中国からの4,182トンのみであった。
 一方、輸入量が減少した主な品目は、ながいも等が前年同月比40%の87トン、にんじん及びかぶが同67%の3,704トン、しょうがが同80%の2,587トン、ブロッコリーが同90%の1,574トンなどで前年同月を下回った。

冷凍野菜等の動向

 「冷凍野菜」は、前年同月比105%の63,668トンで前年同月を上回った。輸入量が増加した主な品目は、えだまめが同128%の4,895トン、ばれいしょが同117%の30,067トンなどであった。
 一方、輸入量が減少した主な品目は、ながいも等が前年同月比53%の81トン、ごぼうが同68%の355トン、さといもが同92%の2,408トンなどであった。
 そのほかの類別では、「塩蔵等野菜」が前年同月比85%の9,597トンと前年を下回り、減少した主な品目は、わらびが前年同月比37%の114トン、らっきょうは同79%の266トンであった。



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