調査情報部
1月の輸出量は、前年同月比83%の24,156トンであった。日本向けの輸出量は同123%の13,099トンと増加したが、ロシア向けは同70%の4,630トン、ベトナム向けは同60%の3,562トンと減少している。
また、1月の輸出価格は、同135%のキログラム当たり35円と上昇し、日本向けも、同129%の45円と上昇が続いている。
ちなみに、中国の産地は、甘粛省から雲南省などへと切り替わりが始まっている。
表1 中国のたまねぎ輸出状況資料:Global Trade Information Services社“Global Trade Atlas”のデータより作成
注 :中国FOB価格の円換算はGlobal Trade Atlasの換算による
(以下、表2~表7において同じ)
1月の輸出量は、前年同月比98%の119,322トンであった。インドネシア向けの輸出量は同61%の28,105トン、パキスタン向けは同42%の4,561トンと減少したが、ブラジル向けが同335%の10,456トンと大幅に増加した。この他にもエクアドルやウクライナなど1,500トン程度と少量ではあるが大幅に伸びている。また、日本向けは、同100%の1,335トンと前年並で推移している。
1月の輸出価格は、同367%のキログラム当たり110円と引き続き高水準で推移し、日本向けも、同242%の145円と上昇している。
表2 中国のにんにく輸出状況1月の輸出量は、前年同月比126%の2,727トンであった。日本向けの輸出量は、同133%の2,667トンと大幅に増加しており、輸出量の大半を占める日本向けの増加分が全体の輸出量の増加につながっている。
1月の輸出価格は、前年同月比118%のキログラム当たり79円と上昇し、日本向けも同116%の80円と上昇している。
表3 中国のねぎ輸出状況1月の輸出量は、前年同月比88%の20,287トンであった。日本向けの輸出量は同55%の1,046トン、マレーシア向けは同64%の2,659トン、ロシア向けは同67%の2,096トンと減少したが、韓国向けは同128%の3,629トン、香港向けは同134%の2,921トン、インドネシア向けは同161%の1,511トンと増加した。
1月の輸出価格は、同107%のキログラム当たり32円と上昇したが、日本向けは同100%のキログラム当たり33円と前年並みであった。
表4 中国のにんじん輸出状況1月の輸出量は、前年同月比159%の2,251トンであった。主要輸出先国である日本向けの輸出量は同145%の922トンであった。前年度にはほとんど実績のなかったマレーシア、シンガポール向けが増加したことで全体の輸出量は増加した。
1月の輸出価格は、同110%のキログラム当たり278円と上昇し、日本向けも同105%のキログラム当たり261円と上昇した。
表5 中国のしいたけ輸出状況1月の輸出量は、前年同月比66%の21,231トンであった。日本向けの輸出量は、同74%の3,919トン、アラブ首長国連邦向けは同81%の2,036トン、マレーシア向けは同57%の2,029トン、ニュージーランド向けは同71%の1,088トンといずれも減少している。
1月の輸出価格は、同171%のキログラム当たり113円と上昇している。また、日本向けも同126%のキログラム当たり126円と上昇した。
表6 中国のしょうが輸出状況注:しょうがの輸出データには調整品が含まれていると見られる
1月の輸出量は、前年同月比99%の3,354トンであった。主要な輸出先国である米国向けは同104%の1,269トンと増加したが、日本向けは同91%の1,553トンと減少した。
1月の輸出価格は、同93%のキログラム当たり81円と下落したが、日本向けは、同103%のキログラム当たり108円と上昇した。
表7 中国の冷凍ほうれんそう輸出状況(単位:t、円/kg)
資料: Global Trade Information Services社“Global Trade Atlas”のデータにより作成 注 :( )内は関税番号
:中国FOB価格の円換算はGlobal Trade Atlasの換算による
:しょうがは調製品の数字が含まれているとみられる