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需給動向


中国の品目別野菜輸出・価格動向(2009年10月)
~ほとんどの品目で伸びる輸出量~

調査情報部



品目別野菜輸出状況

1.たまねぎ ~日本向け輸出量は増加もロシア、韓国向け輸出量は大幅に減少~

 10月の輸出量は、前年同月比81%の47,012トンであった。日本向けの輸出量は同120%の14,960トン、マレーシア向けは同192%の3,919トンと増加したが、ロシア向け輸出量は同41%の3,462トン、韓国向けは同2%の180トンと大幅に減少したことが全体の輸出量の減少につながった。

 また、10月の輸出価格は、同100%のキログラム当たり27円であった。

 1月~10月の累計の輸出量は、前年同期比102%と増加し、輸出価格は同113%のキログラム当たり27円と上昇した。

表1 中国のたまねぎ輸出状況

資料:Global Trade Information Services社“Global Trade Atlas”のデータより作成
注 :中国FOB価格の円換算はGlobal Trade Atlasの換算による
(以下、表2~表7において同じ)

2.にんにく ~続く価格の上昇~

 10月の輸出量は、前年同月比138%の117,203トンであった。主要輸出国であるインドネシア向けの輸出量が同281%の42,200トン、マレーシア向けが同271%の8,180トン、パキスタン向けが同378%の4,308トン、バングラディシュ向けが同425%の4,016トンと大幅に増加したため全体の輸出量が増加した。また、日本向けの輸出量も、同106%の1,174トンと増加した。

 輸出価格は、中国国内における需要の増加から6月以降上昇傾向となっており、10月も前月比110%、前年同月比249%のキログラム当たり92円と引き続き大幅に上昇した。

 1月~10月の累計の輸出量は、前年同期比104%と増加し、輸出価格は、同124%のキログラム当たり52円と上回った。一方、日本向けは同90%のキログラム当たり83円と下回った。

 にんにくの価格は上昇が続いているが、中国国内で増産の動きがあるため、来年4月の収穫期には落ち着きを取り戻すと思われる。

表2 中国のにんにく輸出状況

3.ねぎ ~主要輸出国である日本向け輸出量の減少~

 10月の輸出量は、前年同月比107%の2,338トンであった。日本向けの輸出量は、同108%の2,261トンと増加した。なお、日本への輸出が大部分を占めている。

 10月の輸出価格は、前年同月比96%のキログラム当たり75円と下落している。

 1月~10月の累計の輸出量は、前年同期比83%の21,643トンと減少し、輸出価格は、同103%のキログラム当たり90円となっている。日本向けも前年同期比102%のキログラム当たり92円と同様に推移している。

表3 中国のねぎ輸出状況

4.にんじん ~日本向け輸出量は増加~

 10月の輸出量は、前年同月比101%の39,906トンであった。日本向けの輸出量は同132%の3,064トン、ベトナム向けは同141%の9,128トン、香港向けは同445%の2,268トンと増加したが、マレーシア向け輸出量は同81%の4,847トン、台湾向けは同23%の672トンと減少した。

 10月の輸出価格は、同91%のキログラム当たり31円と前年同月を下回った。

 1月~10月の累計の輸出量は、前年同期比104%の348,880トンと増加し、日本向けも、同134%と増加している。輸出価格は、同97%のキログラム当たり38円と若干下回った。日本向けは同92%のキログラム当たり48円と下回った。

表4 中国のにんじん輸出状況

5.しいたけ ~日本を始め他国向け輸出量も増加~

 10月の輸出量は、前年同月比169%の1,405トンであった。前年にはほとんど輸出のなかったマレーシア、韓国、シンガポール向けが増加したことで全体の輸出量は増加した。また、日本向けの輸出量も、同120%の415トンと増加した。

 10月の輸出価格は、同92%のキログラム当たり281円と安値で推移しており、日本向けも、同82%のキログラム当たり244円と大幅に下落した。

 1月~10月の累計の輸出量は、前年同期比125%と増加し、輸出価格は、同93%のキログラム当たり276円と下回った。

表5 中国のしいたけ輸出状況

6.しょうが ~日本向け輸出量は安定~

 10月の輸出量は、前年同月比134%の24,369トンであった。米国向けの輸出量は同269%の3,687トン、バングラデシュ向けは同434%の2,934トン、アラブ首長国連邦向けは同160%の1,604トンと増加したことが全体の増加につながった。また、日本向けの輸出量は、同96%の2,244トンとほぼ前年並みで推移している。

 10月の輸出価格は、同101%のキログラム当たり85円と前年並みで推移しているが、日本向けは、同89%のキログラム当たり115円と下落した。

 1月~10月の累計の輸出量は、日本向けは前年同期比96%の35,781トンと若干減少したが、他国向けの輸出が増大したため、同132%と大幅に増加した。輸出価格は、同88%、キログラム当たり74円と下回った。日本向けも同85%、キログラム当たり110円と下回った。

表6 中国のしょうが輸出状況

注:しょうがの輸出データには調整品が含まれていると見られる

7.冷凍ほうれんそう ~日本向け輸出量は減少も米国向けは大幅に増加~

 10月の輸出量は、前年同月比129%の2,644トンであった。日本向けの輸出量は同84%の1,090トンと減少したが、米国向けは同230%の1,109トンと大幅に増加したことが、全体の増加につながった。

 10月の輸出価格は、同82%のキログラム当たり80円と安値であった。

 1月~10月の累計の輸出量は、前年同期比106%と増加し、輸出価格は、同89%のキログラム当たり84円と下回った。

表7 中国の冷凍ほうれんそう輸出状況

表8 中国の野菜輸出状況

(単位:t、円/kg)

資料:

Global Trade Information Services社“Global Trade Atlas”のデータにより作成

:( )内は関税番号
:中国FOB価格の円換算はGlobal Trade Atlasの換算による
:しょうがは調製品の数字が含まれているとみられる


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