野菜需給部 調査情報部
2009年8月の野菜輸入量は、前年同月比104%の172,682トンとなった。類別にみると、「生鮮野菜」は同128%の41,541トン、「冷凍野菜」は同97%の66,990トン、「塩蔵等野菜」は同65%の4,644トン、「乾燥野菜」は同87%の2,513トン、「酢調製野菜」は同89%の2,344トン、トマト加工品は同123%の24,576トン、「その他調製野菜」は同91%の28,846トン、「その他」は同269%の1,228トンであり、「生鮮野菜」「トマト加工品」「その他」は前年同月を上回り、「冷凍野菜」「塩蔵等野菜」「乾燥野菜」「酢調製野菜」「その他調製野菜」は前年同月を下回った(図1、2、3)。
「生鮮野菜」は、前年同月比128%の41,541トンと増加したが、1月から8月の累計では、前月よりも3%増加したものの、前年同期比98%の414,165トンであった。
輸入量が増加した主な品目は、かぼちゃが前年同月比813%の205トン、結球キャベツが同297%の281トン、にんじん及びかぶが同267%の4,550トン、ブロッコリーが同146%の3,379トン、たまねぎが同134%の16,627トンなどであった。特に国内産市況が堅調に推移したたまねぎについては、輸入単価も同119%のキログラム当たり39円と上昇した。8月のたまねぎの国別輸入量をみると、第1位が中国で同126%の15,502トン、第2位が韓国で同6,420%の642トン、第3位が米国で同800%の424トンとなった。特に比率が高かった韓国については、生鮮野菜全体で同248%の2,389トンと輸入量を大きく伸ばした。その内訳をみると、かぼちゃで同825%の198トン、ジャンボピーマンが同156%の1,343トンなどであった。
一方、輸入量が減少した品目は、ながいも等が同45%の37トン、えんどうが同61%の54トン、セルリーが同76%の250トン、ごぼうが同87%の2,941トン、にんにくが同90%の1,918トンなどであった。
「冷凍野菜」は、前年同月比97%の66,990トンで前年を下回った。
輸入量が増加した主な品目は、ごぼうが同132%の709トン、えだまめが同116%の6,595トン、ほうれんそう等が同109%の1,727トンなどであった。
一方、輸入量が減少した主な品目は、いちごが同64%の2,489トン、ながいも等が同67%の88トン、いんげん豆等が同89%の1,996トンなどであった。
その他の類の動向
「生鮮野菜」「冷凍野菜」以外の類で輸入量が増加した類の主な品目は、「その他」のかんしょ(生鮮・乾燥)が前年同月比512%の1,054トンと増加している。
一方、輸入量が減少した類の品目では、「塩蔵等野菜」のしょうがが同25%の432トン、「乾燥野菜」のたまねぎが同70%の351トン、「酢調製野菜」のきゅうり及びガーキンが同87%の466トンと減少している。また、「トマト加工品」は、全体では同123%と増加しているが、トマトジュースおよびトマトソースの輸入量が大幅に減少している。
「生鮮野菜」「冷凍野菜」以外の類で輸入量が増加した類の主な品目は、「その他」のかんしょ(生鮮・乾燥)が前年同月比512%の1,054トンと増加している。
一方、輸入量が減少した類の品目では、「塩蔵等野菜」のしょうがが同25%の432トン、「乾燥野菜」のたまねぎが同70%の351トン、「酢調製野菜」のきゅうり及びガーキンが同87%の466トンと減少している。また、「トマト加工品」は、全体では同123%と増加しているが、トマトジュースおよびトマトソースの輸入量が大幅に減少している。
(参考)東京都中央卸売市場における旬別入荷量と価格動向
資料:全国生鮮食料品流通センター「青果物旬別取扱高」、財務省「貿易統計」