調査情報部
6月の輸出量は、前年同月比116%の65,235トンであった。主要輸出先国の日本向けの輸出量が同104%の24,789トン、ロシア向けは同133%の16,737トン、ベトナム向けは同140%の13,447トンといずれも増加した。
6月の輸出価格は、同104%のキログラム当たり24円であった。
1月~6月の累計の輸出量は、前年同期比118%と増加し、輸出価格は同113%のキログラム当たり27円と上昇した。
表1 中国のたまねぎ輸出状況
資料:Global Trade Information Services社“Global Trade Atlas”のデータより作成
注 :中国FOB価格の円換算はGlobal Trade Atlasの換算による
(以下、表2~表7において同じ)
6月の輸出量は、前年同月比137%の111,225トンであった。主要輸出先国であるインドネシア、バングラデシュなどのアジア諸国への輸出が増加した。日本向けの輸出量は、同108%の1,199トンと増加していた。
6月の輸出価格は、同118%のキログラム当たり45円と上昇した。
1月~6月の累計の輸出量は、前年同期比115%と増加し、輸出価格は、同72%のキログラム当たり33円と下回った。日本向けも同70%のキログラム当たり64円と大幅に下回った。
表2 中国のにんにく輸出状況
6月の輸出量は、前年同月比114%の3,073トンであった。輸出量の大宗を占める日本向けの輸出量は、同120%の3,040トンと増加した。
6月の輸出価格は、前年同月比140%のキログラム当たり94円と2月から上昇基調で推移している。
1月~6月の累計の輸出量では、前年同期比81%の12,741トンであった。輸出価格は同86%のキログラム当たり84円と下回った。日本向けも同様に前年同期比83%のキログラム当たり86円と下回った。
表3 中国のねぎ輸出状況
6月の輸出量は、前年同月比94%の38,554トンであった。日本向けの輸出量は、同38%の2,000トンと大幅に減少した。
6月の輸出価格は、同98%のキログラム当たり40円とほぼ前年と同じ水準であった。
1月~6月の累計では、輸出量は増加傾向にあり、日本向けも前年同期比120%と大幅に増加したが、輸出価格は、同93%のキログラム当たり38円と下回った。
表4 中国のにんじん輸出状況
6月の輸出量は、前年同月比209%の824トンであった。米国、マレーシア、タイ向けの輸出量が増加し、日本向けの輸出量も同119%の160トンと増加した。
6月の輸出価格は、同91%のキログラム当たり298円と若干安値であったが、日本向けの輸出価格は、同74%のキログラム当たり222円と大幅に下落した。
1月~6月の累計の輸出量は、前年同期比112%と増加し、輸出価格は、同96%のキログラム当たり269円とほぼ前年並みで推移した。
表5 中国のしいたけ輸出状況
6月の輸出量は、前年同月比159%の31,367トンであった。バングラデシュ、パキスタン向けの輸出量が増加し、日本向けの輸出量は同99%と前年並みであった。
6月の輸出価格は、同89%のキログラム当たり75円と安値で推移した。
1月~6月の累計の輸出量は、パキスタン、バングラデシュ、マレーシア、米国などへの輸出が増大したため、前年同期比157%と大幅に増加し、価格は、同79%、キログラム当たり68円と大幅に下回った。日本向けも同89%、キログラム当たり110円と下回った。
表6 中国のしょうが輸出状況
注:しょうがの輸出データには調整品が含まれていると見られる
6月の輸出量は、前年同月比94%の3,092トンであった。日本向けの輸出量は、同55%の1,035トンと大幅に減少した。
6月の輸出価格は、同81%のキログラム当たり82円と安値であった。
1月~6月の累計の輸出量は、前年同期比100%と前年並みで推移し、輸出価格は、同89%のキログラム当たり84円と下回った。
表7 中国の冷凍ほうれんそう輸出状況
(単位:t、円/kg)
資料:
Global Trade Information Services社“Global Trade Atlas”のデータにより作成
注
:( )内は関税番号
:中国FOB価格の円換算はGlobal Trade Atlasの換算による
:しょうがは調製品の数字が含まれているとみられる