調査情報部
4月の輸出量は28,591トンと前年同月比109%であった。日本向けの輸出量は10,347トンと同116%であった。主要輸出先国の日本やロシア向けの輸出量は増加しているが、韓国向けの輸出量が大幅に減少している。
1月~4月の累計の輸出量は、前年同期比124%と増加している。
価格は、前年同期比114%のキログラム当たり32円と若干上回っている。
表1 中国のたまねぎ輸出状況
資料:Global Trade Information Services社“Global Trade Atlas”のデータより作成
注 :中国FOB価格の円換算はGlobal Trade Atlasの換算による
(以下、表2~表7において同じ)
4月の輸出量は、前年同月比112%の132,181トンであった。そのうち日本向けの輸出量は、同125%の1,396トンと増加している。主要輸出先国は、インドネシア、ベトナム、バングラデシュといったアジア諸国となっている。
4月の価格は、前年同月比76%のキログラム当たり32円と安値で推移している。
1月~4月の累計の輸出量は、前年同期比109%と若干増加している。
価格は、前年同期比65%、日本向けも同66%と大幅に下回った。
表2 中国のにんにく輸出状況
4月の輸出量は、前年同月比94%の1,818トンであった。そのうち、日本向けの輸出量は、同88%の1,647トンと減少している。
4月の価格は、前年同月比65%のキログラム当たり96円と寒波により作柄が大幅に悪化した昨年に比べて安値ではあるが、安定して推移している。
1月~4月の累計の輸出量は、前年同期比74%の7,740トンと大幅に減少している。
価格は、前年同期比71%、日本向けも同68%と大幅に下回っている。
表3 中国のねぎ輸出状況
4月の輸出量は、前年並みの29,349トンであった。そのうち、日本向けの輸出量は、中国側の残留農薬検査の厳格化で輸出が滞った前年同月に比べて約34倍の1,924トンと大幅に増加している。
4月の価格は、前年同月比85%のキログラム当たり40円と下回っている。
1月~4月の累計でも輸出量は増加傾向にあり、日本向けは、前年同期比233%と大幅に増加している。
価格は、前年同期比90%と下回っているが、日本向けは同102%と前年並みで推移している。
表4 中国のにんじん輸出状況
4月の輸出量は、主要な輸出先国である日本向けの増加に加え、タイ向けの輸出量が増加したことから、前年同月比137%の949トンであった。
4月の価格は、平均では前年とおおむね同じ水準で推移しているが、日本向けの輸出価格は、前年同月比77%と大幅に下落している。
1月~4月の累計の輸出量は、前年同期比97%と前年並みで推移している。
価格も前年並みで推移している。
表5 中国のしいたけ輸出状況
4月の輸出量は、韓国やマレーシア向けの輸出量が増加したため、前年同月比125%の33,125トンであった。日本向けの輸出量は、同77%と大幅に減少している。
4月の価格は、前年同月比80%のキログラム当たり66円と安値で推移している。
1月~4月の累計の輸出量は、パキスタン、バングラデシュ、マレーシアなどへの輸出が増大したため、前年同期比155%と大幅に増加している。
価格は、前年同期比76%、日本向けも同86%と大幅に下回った。
表6 中国のしょうが輸出状況
4月の輸出量は、前年同月比99%の3,628トンであった。そのうち、日本向けは、同80%の1,540トンと減少した一方で、米国向け輸出量が増加している。
4月の価格は、前年同月比88%のキログラム当たり85円と安値であった。
1月~4月の累計の輸出量は、前年同期比107%と若干増加している。
価格は、前年同期比91%と若干下回っている。
表7 中国の冷凍ほうれんそう輸出状況
表8 中国の野菜輸出状況
(単位:t、円/kg)
資料:Global Trade Information Services社“Global Trade Atlas”のデータにより作成
注 :( )内は関税番号
:中国FOB価格の円換算はGlobal Trade Atlasの換算による
:しょうがは調製品の数字が含まれているとみられる