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需給動向


東京都中央卸売市場における入荷量・価格及び輸入の動向

調査情報部 調査情報第二課


(1)東京都中央卸売市場における入荷量・価格の動向(平成19年6月)
  6月の気温は、南西諸島を除き全国的に高かった。降水量は、東日本日本海側、南西諸島においてそれぞれ下旬、中旬に平年を上回り、日照時間が平年を下回ったものの、北日本、西日本、東日本太平洋側では降水量が平年を下回り日照時間が多かった。

  6月の東京都中央卸売市場における野菜の入荷量・価格の動向は、入荷量が13.4万トン、前年比98.4 %、価格は197円/kg、前年比88.5%であった。6月は関東地方を中心に好天に恵まれ、野菜全般の入荷量は順調に推移し価格は平年を下回った。

  品目別に見ると、だいこんは千葉県産の切り上がりが早かったことと青森県産の遅れにより上旬は平年を上回る価格であったが、中旬以降、青森県産と北海道産が中心となり入荷量も多くなり価格は平年並で推移した。主産地が徳島県から千葉県に移ったにんじんは、千葉県産の生育が順調で入荷量も多く、後続の青森県産、北海道産も出回り始め価格は平年を下回った。はくさいは、茨城県産の切り上がりが早まり、長野県産へと移行し、上旬はやや値を戻したが、業務用需要の引き合いが弱く中旬以降、平年を下回る安値で推移した。ほうれんそうは、天候不順により入荷量が少なかった5月から転じ、6月に入り天候良好により群馬県を中心とした関東産が順調に入荷され上旬は軟調に推移した。中旬以降は岩手県産に切り替わり価格は堅調に推移した。

  キャベツは千葉県産、茨城県産の入荷が終盤を迎え、後続の群馬県産が徐々に入荷するようになったが、群馬県産の生育遅れから入荷量は伸びず下旬の価格は堅調に推移した。レタスは5月の低温干ばつで長野県産の生育が遅れていたため、上旬は高値であったが中旬から下旬にかけ入荷量が伸び価格は軟調に推移した。

  きゅうりは埼玉県産が天候良好により生育が順調で上旬から中旬にかけ値が軟調に推移したが、中旬からは福島県産、岩手県産などの東北産に切り替わったものの、下旬に入り東北地方は曇天が続き出荷が伸びず値を上げた。なすは、主産地である高知県、福岡県とも好天により入荷量が潤沢であったことや、関東では群馬県、栃木県のなすも生育の前進化で入荷量が増え価格は軟調に推移した。ピーマンは茨城県産が出荷のピークを迎え、さらに岩手県産が徐々に出回り始めたため価格は軟調に推移した。

  ばれいしょは長崎県産など全国的な豊作から安値で推移した。佐賀県産が主力のたまねぎは吊り玉の出荷が始まり価格が中旬、下旬にかけ上昇したものの、平年より安い展開が続いた。

東京都中央卸売市場の動向(6月速報・一部抜粋)

※クリックすると拡大します。

注 :平年比は過去5カ年平均との比較
資料:東京青果物情報センター「青果物流通年報」

指定野菜の卸売価格の推移(東京都中央卸売市場)

※クリックすると拡大します。

(単位:円/kg)

資料:東京青果物情報センター「東京都中央卸売市場における青果物の産地別入荷数量及び価格」
注 :平年とは、過去5カ年(14~18年)の旬別価格の平均値である。


(2)輸入動向(平成19年4月 速報値)
  平成19年5月の野菜輸入量は、前年同期比100%で前年同の243,725トンとなった。

  生鮮野菜では、春先の低温等の影響から一部品目で国産価格が上昇してきたこともあり、かぼちゃが対前年同期比211%の12,455トン、にんじんが同135%の7,944トン、ジャンボピーマンが同108%の2,399トンと増加した。一方、国産品の出回りが多く価格が安かったたまねぎは同80%の16,809トン、ねぎが同90%の4,375トン、ポジティブリスト制度の影響でしいたけが同63%の632トン、えんどうが同73%の516トンと減少した。生鮮野菜全体では、対前年同期比99%の71,857トンとなり、前々月は同68%、前月は同93%と対前年同期比の減少率を縮めてきたが、5月はほぼ前年並みとなった。
  冷凍野菜では、ばれいしょが対前年同期比109%(アメリカ:同108%、カナダ:同107%、中国:同123%)の26,757トン、ほうれんそう等が同192%(中国:同270%、ベトナム:同82%、台湾:同124%)の2,480トン、いちごが同110%(中国:同107%、アメリカ:同132%、チリ:同38%)の2,121トンと増加した。一方、えだまめが同79%(中国:同67%、台湾:同93%、タイ:同101%)の6,827トン、さといもが同68%(中国:同68%)の3,481トン、ブロッコリーが同86%(中国:同82%、エクアドル:同122%、メキシコ:同75%)の2,194トンと減少し、冷凍野菜全体では、対前年同期比93%の76,811トンとなった。


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