容器栽培のポイント

プランター、植木鉢などの容器での栽培は、畑で育てるよりも収穫の量は少なくなりますが、きちんと世話をすれば、 ほとんどの野菜を育てることができます。しかし、容器という限られた場所で育てるのですから、畑と比べて根をはる土の量に大きな違いがあります。 畑で育てるときよりも、水分、養分、空気のとおりに十分気をつけましょう。

容器の大きさ

プランターの大きさは長さ70cm、幅24cm、深さ20cm以上のもの。植木鉢の大きさは8〜10号(口径24〜30cm)のものを用意しましょう。

用土

容器栽培では使う土の量が限られています。少ない土でも、根が十分酸素を吸って成長できるような、水はけのよい(空気の通りがよい) 土を用いましょう。そのためにはいろいろな種類の土を配合することが必要になります。土の配合の割合は野菜によって違いますが、 基本用土として例をあげておきます。
  1. 畑や庭の土6〜7割に、腐葉土(またはピートモス、やしがらでもよい)3〜4割をよく混ぜ合わせる。 酸性土に弱い野菜(にんじん、ほうれんそうなど)には苦土石灰をまぜる。
  2. この混合土10リットルに対して、化成肥料を20〜30gを元肥として加える。
※注意 土はその地方によって性質が異なります。その地方の土に詳しい農家の人などに、土について教えてもらうのも勉強になるでしょう。

追肥

混合土に入れた元肥は、野菜が養分として吸収するほかに、水遣りで容器の穴から流れ出てしまいます。そこで追肥が必要となります。 しかし、土の量が少ない容器栽培の場合は、肥料をやり過ぎると根にふれたりして「肥料やけ」をおこすことがあります。 一回の追肥の量を少なくして、回数を増やしましょう。めやすとして、気温が高くて成長の早い時期は10日に1回。気温が低くて 生長のおそい時期は、1か月に1回くらい追肥するとよいでしょう。

水やり

容器栽培では、水やりはとても大切な作業です。容器の中の少ない土では、野菜が水を吸ったり、蒸発したりして、すぐに乾いてしまいます。 土の表面が乾いたら、夏は朝の涼しいうちに、冬は日中暖かくなってきたら水をやります。半月に一回ぐらいは容器の底から水が流れ出すくらいにたっぷり水をやりましょう。 水をやり続けると土の表面が固くなりすぎることが多いので、ときどき土の表面をわりばしなどで軽くかき混ぜる「中耕(ちゅうこう)」を するとよいでしょう。