調査情報部 調査情報第二課
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学名:Citrullus lanatus 英名:Watermelon 仏名:melon d’eau、pasteque 日本での呼び名:西瓜 植物学上の分類:ウリ科 |
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すいかの花
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1)プロフィール すいかの原産地は、南アフリカ中央部、カラハリ砂漠とその周辺サバンナ地帯とされています。栽培の歴史は古く、紀元前4000年代のエジプトの壁画にもすいかが描かれており、当時種は食用としてエジプトから、ヨーロッパ、アジアと世界中に伝わりました。日本への渡来は、「1630年頃長崎に入った」、「1650年頃隠元禅師が中国から持ち帰った」などの諸説がありますが、いずれにしても17世紀に渡来したとされるのが一般的です。しかし、平安時代の鳥羽僧正が描いた国宝「鳥獣戯画」にも、うさぎが持っている籠の中にすいからしい絵が描かれており、もしかしたら、すいかの伝来は更に古い可能性もあるのですが、実証はされていません。ちなみに、江戸時代のすいかは、縞模様のない真っ黒な皮が一般的でした。 明治時代になると、アメリカや中国、ロシアから海外の品種が導入され、大正時代後期から昭和初期にかけて海外種との交雑から品種改良が行われるようになりました。品種育成に成功した奈良県の“大和すいか”、千葉県の“都すいか”は、縞模様すいかの基礎で、現在の品種のほとんどはこの二大品種の系統です。また、種なしすいかは、1951年に日本で作られました。種なしすいかの種子は、「コルヒチン」という薬剤処理をしたすいかと普通のすいかを交配することにより得られます。 すいかは、多くの野菜の中で最も光が必要な野菜といわれ、収穫前に雨が少なく、高温で日照りが強いほどおいしく実ります。しかし、すいか栽培では、根を侵す“つる割れ病”が問題となります。そこで、多くの苗は、この病気に強いユウガオ(かんぴょう)の台木に接ぎ木をして育てる方法を取っています。
2)品種と種類 3)主な産地 日本国内のすいかの収穫量は、45万トン(平成16年産)です。主産地である熊本県では、施設で育てたすいかを4月頃から出荷します。高温と強い光を好むすいかは、その後産地を千葉県、山形県と日本列島を北へリレーし、7月が最盛期となります。平成16年産の収穫量は、熊本県が全国の16%を占め、次いで千葉県が15%、山形県が7%となっており、この3県で全体の約4割を占めます。 □東京都中央卸売市場における「すいか」の月別入荷割合及び県別割合(平成16年) ![]() □大阪中央卸売市場における「すいか」の月別入荷割合及び県別割合(平成16年) ![]() 資料:東京都中央卸売市場年報、大阪府中央卸売市場年報、大阪市中央卸売市場年報 注:( )はその月の県別出荷割合 ○世界のすいか 2004年の世界の総生産量は、93,481千トンです。世界で一番生産量の多い国は中国で、その生産量は68,300千トン、全体の約7割を占めます。次いで、トルコ(4,000千トン)、イラン(1,900千トン)、アメリカ(1,750千トン)となり、日本の生産量は、世界で14番目です。 日本は、ここ数年アメリカ、韓国、メキシコから若干量を輸入しており、2004年の実績は373トンでした。 【世界のすいかの生産概要(2004)※】 ![]() ※FAO『FAOSTAT Agricultual Production』 2005.4.28現在データによる。 4)栄養 すいかの成分は、90%以上が水分です。しかし、ビタミン、ミネラルなどもバランスよく含まれています。昔から、すいかの効用として「体のむくみをとる」、「腎臓に良い」といわれていますが、これは、すいかに含まれているカリウムが作用しています。カリウムは利尿作用が高く、塩分を腎臓から尿中へ排出する働きがあります。また、赤肉種にはカロテノイド色素の一種であるリコピンが含まれています。リコピンは、体の老化を促進する活性酸素を抑制する効果をもちます。その他、すいかに含まれる果糖・ブドウ糖は、疲労回復作用を持つことからも、すいかは、体力の落ちる夏に適している食材といえます。 選び方と保存方法 ○選び方 1 軽くたたいて「ポンポン」と良い音がするもの、形は丸みをおび、縞模様がくっきりしているもの、触ると多少ざらざらしているものを選びましょう。 2 カットされているすいかなら、切り口がすっとなめらかで、種が周囲に広がってきているものは、よく成長している証拠です。 ![]() ○保存方法 すいかは、収穫から日数が経つにつれ、肉質が劣化し、シャリっとした歯ざわりがなくなってきてしまいます。買ってからすぐに冷やして早めに食べるのが、一番おいしい食べ方です。しかし、冷蔵庫での冷やし過ぎや冷凍は味が悪くなります。10℃くらいが保存には適しています。 ○まめ知識
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