Allium sativum

Garlic(英)

ail(仏m)

蒜(和)

古代エジプトでも栽培。

フランス料理や中国料理では

重要な香辛野菜。

にんにくの芽は花茎


特有のにおいは活力の素

にんにく特有のにおいのもとはアリシンという物質です。これはビタミンB1の体内への吸収をよくし、その作用を増加させます。日本では「本草和名」(918年)の記述が最初ですが、少なくとも1000年以上前から薬用として栽培されていたとみられます。にんにくには数々の薬効が認められており、日本では強壮、強精薬として用いられてきました。

にんにく

放射状に6〜10個の鱗片が入っている。暖地での栽培に適した品種と寒冷地での栽培に適した品種に大別される。

【増加する家庭消費】

中央アジア原産と推定されていますが、すでに紀元前3200年ころ古代エジプトで利用されていました。フランスではガーリックオイルが味のベース。中国、韓国などでも料理に広く使われています。日本でも肉食、中国料理の普及などから、しだいに一般家庭の消費が増加してきました。かつてはもっぱら鱗茎と呼ばれる球の部分を食べていましたが、最近では花茎や葉も食べるようになりました。

茎にんにく

とう立ちしたにんにくの花茎で、にんにくの芽ともい。ツアンタイの名で中国産の冷凍品が出回っている。

葉にんにく

中国からの輸入品が主で、ソアンミャオの名で出回っている。国内でも生産されている。


にんにく祭り

大産地では魔よけに

青森県弘前市近郊にある鬼神社では、にんにくの収穫期、旧暦5月29日の例大祭に、にんにくの市が開かれます。神前ににんにくを供え、市で買ったにんにくを家の戸口にかけて無病息災を祈り、魔よけにした後食べる習慣が今も残っています。

仏門では不浄の扱い

吸血鬼ドラキュラはにんにくぎらい

にんにくは、中国では韮、辣韮、葱、野蒜とともに五葷と称して昔から食べられてきましたが、仏門では精力がつきすぎて修行の妨げになると忌避されています。一方、ヨーロッパの怪奇小説の主人公ドラキュラはにんにくと十字架が大きらい。おそわれたらにんにくをかざすと難を逃れられるとか。

じゅずつなぎにして売られるにんにく


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